幽霊は怖い
正直なところ私自身は、もろに鮮明
に見たことはない
だから、本当にいるかどうかわから
ないし、良く知らないけど、暗闇や
雰囲気のある場所なんかでは、もし、
ここで出たらどうしようとか、振り
向いたらいるんじゃないかなんて
余計なことを考えてゾゾゾとする
みたいなことはないかしら?
私たちは、よく知らないものや、
わからないものを怖いと思う
得体の知らないものに不安や恐怖を
感じるものだ
幽霊が目に見えるもので、その存在
の日常がわかれば怖いものではなく
なるだろう
一緒に住めるぐらいにお近づきに
なれたら、さっぱり怖いという感情
はなくなるだろう
日常ではないものや慣れていないもの
は怖いのだ
将来に対する不安なんかは、先行き
が不透明だったり、不安定だったり
するから感じるもの
ドラえもんがいて、タイムマシンで
将来を知ることができればいいのに
私たちは、知らないから不安になる
では、不安を回避するには?
将来のビジョンを描き、そこから
バックキャストでどう行動するかを
考えたらいい
いわゆる目標を立てるということ
目標を立てるということで、未来
が描けるようになる
つまり、不安の払しょくになるのだ
そしてチャレンジすることで力強く
未来に向き合うことができるように
なる
人間関係の不安はどうだろう?
そもそも、知らないから疑心暗鬼に
なるわけだ
ならば、やっぱり、知ればいい
わからない、知らないといってただ
怖がっているばかりでは、関係性は
前進しない
お互いに成長も進歩もない
だから、知らないことは互いに知る
努力をするべきである
それだけで不安は減り、心理的安全性
が高まる
組織やチームでお互いに知らないこと
を無くす
そうすれば、安心や安全は増えていく
お互いに、自己開示すること
まずは、そこからスタートである
そして、耳の痛いことも含めて互いに
フィードバックすること
ポジティブなこともネガティブなこと
も両方ちゃんと伝える
これらが組織内のコミュニケーション
を通して健全に行われていれば、偉大
な結果が訪れる
成果につながる
私も相手もお互いに知っていること、
わかっていることを増やすこと
「ジョハリの窓」でいうところの
開放の窓を極限まで広げていくことで
ある
ところがどっこい、そもそも信頼関係
が無いと相手に対して遠慮や忖度ばかり
が働いてしまい、耳の痛いことは言え
ない
隠し事が増えて嘘が当たり前になって
しまう
大前提として、相手を一人の人として
見て、敬意をもって接することが
できるかどうか
何かができるあなたはGOODだけど、
できないのならNGだという態度では
なく、無条件に相手を受け入れ、
信じることができるかどうか
しかし、これはとても勇気と覚悟が
要ることである
だからこそ、チームの心理的安全性は
リーダーの勇気と覚悟にかかっている
信頼関係が構築できるか否かはここに
鍵があるのだろう
相手を信じられなければ、きちんと
相手の言うことが受けとれない
何かができるあなたのことは認めるが
そうではないあなたは認めないという
ような考え方でいれば信頼関係は構築
できない
つまり、条件付きの関係であり、これ
を信頼と分けて信用関係という
信頼と信用は違う
お互いが無条件に相手の存在を認める
態度や姿勢でいられるか否か
条件が付けば、開示されることは極端
に減っていく
相手のことを信じらないと何が起こる
のか
計算が始まる
他人にかける時間を最小限に抑えよう
とし始める
つまり、効率化、省エネである
人のことを物の様に取り扱い始める
のだ
相手も自分と同じひとりの人間として
認め、知ろうとすれば、計算すること
や省エネすることは無くなる
そもそも人の心は、こちらが思うよう
に都合よく計算などできない
だから、丁寧さや時間をかけるもので
あるということは、当たり前のことだ
と思うが、見えないもののことは、
簡単にすっ飛ばしてしまう
コントロールできるものだと信じて
しまうのである
何を信じるかということは非常に大切
なことである
組織マネジメントはあり方とやり方の
融合、ロマンとソロバンのバランス
どちらかに振り切らないことが大事
計算できないことはしないこと
人の存在や心を計算しない
ちゃんと時間をかけよう
感じよう
数値化できること、計算できること
だけを計算しよう
何を計算すべきか
それをしっかりと考えよう