2022年08月
2022/08/22

なんで働くの

 

 

 

 

「なんで働くの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うちの奥さんが突然こんなことを聞いてきた。

 

 

 

「ねぇねぇ、そもそも働くっていうことは

どういうこと?

 

 

ってか、私たちはなんで働くの?」

 

 

 

おいおい、何を今更・・・

 

 

 

なんて思いながらも、なんでそんなことを

聞くのか尋ねてみた。

 

 

 

彼女のママ友の中学校の先生に頼まれて、

学生が職業体験実習に出かける前のスピーチ

で何かを話さなければならなくなったらしい。

 

 

 

だから、学生さんが将来社会人になる前に

知っておくと良いことはどんなことかと私

に尋ねてきた。

 

 

 

ちみ~、そんなことは自分で考えたまえ・・・

 

 

 

と喉元まで出かかったが、がんばって飲み

込んだ。

 

 

 

で、私が思う仕事観をかいつまんで伝えた。

 

 

 

 

 

 

 

改めて考えてみたい。

 

 

 

そもそも私たちは何のために働くのだろう?

 

 

 

私たちはどんな考えをもって働き始めたの

だろう?

 

 

 

金のため?

 

 

 

生活のため?

 

 

 

親や周囲の大人に言われたから?

 

 

 

それが常識だから?

 

 

 

なんとなく?

 

 

 

 

 

 

私も就職説明会などで学生さんと話す機会

があるが、そのときに何のために働くのか

と尋ねると大方上記のようなことを答えて

くれる。

 

 

 

少し優等生的な回答をする子は、

 

 

 

「自己成長のためです」

 

 

 

なんて、おりこうさんな意見を言う子も

いるが、心からそう思っているのかは極めて

疑わしいものである(笑)

 

 

 

趣味のために働くという子もしばしばいる。

 

 

 

趣味にお金がかかるのでそのために稼ぐの

だと。

 

 

 

ということは、つまり、お金のためだ。

 

 

 

趣味に生きる、趣味のために生きるのも

良いだろう。

 

 

 

ただ、何のために自分が生きているのかは

自覚しておきたいところだ。

 

 

 

刹那的にひと時の快楽でやり過ごしている

だけなのか、未来の幸せにもつながる有意義

な時間の使い方をしているのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽しい人生の作り方 | 自分らしい生き方

 

 

 

 

 

結論からいうと、私は、働く、仕事をする

とは「生きること」そのものだと思っている。

 

 

 

私たちはほとんどの人が20代から60代

の人生の多くの時間を「仕事」に費やして

いるのが実情である。

 

 

 

それはつまり、自分の時間の切り売りとも

いえる。

 

 

 

そして、その対価を生活の糧として受け取る

のだ。

 

 

 

仕事中、もちろん私たちは生きている。

 

 

 

しかし、死んだように仕事している人の

なんと多いことか。

 

 

 

そもそも仕事とは辛いものであって、我慢

しなくてはいけないことばかり。

 

 

 

時間の消費は命の消費と同じ。

 

 

 

だから、仕事とは生きることそのものだ。

 

 

 

 

 

 

私たちが生きる目的は、とどのつまり、みな

等しく「幸せになるため」だろう。

 

 

 

ならば、幸せになるために必要なことを知って

おいた方がいい。

 

 

 

幸せになるために必要な3原則は、ざっくり

いえば、

 

 

 

 

1.経済的に満たされること

 

 

 

2.好きなことができること

 

 

 

3.誰かのお役に立てること

 

 

 

 

だと思っている。

 

 

 

そして、これら3つが同時に満たされたら

最強である。

 

 

 

 

 

 

 

好きなことは仕事にはなりにくい。

 

 

 

つまり趣味が仕事にはなりにくい。

 

 

 

趣味が趣味ではなくなってしまうからだ。

 

 

 

往々にして目的がお金のためだけになって

しまう。

 

 

 

好きだからと言って、生活の糧がなければ

生きて行けない。

 

 

 

すると、我慢することが山のように増えて

つまらないものになってしまう。

 

 

 

結果、好きではいられなくなってしまう。

 

 

 

だから趣味を仕事にすることは難しい。

 

 

 

しかし、反対にどんな仕事であっても好き

になれば趣味に成り得る。

 

 

 

 

 

 

仕事は誰かに必要とされてお役に立たねば

成り立たない。

 

 

 

誰かのお役に立っていれば基本的に収益は

上げることができる。

 

 

 

感謝の対価として形になったものがお金だ。

 

 

 

だから、誰かの喜びを自分の喜びとして好き

なことにできれば、ビジネスとして成功する。

 

 

 

その結果、経済的に満たされることになる。

 

 

 

お金は必要だが、それが先になると仕事は

お金のためにしなければならないつまらない

ものになる。

 

 

 

お役に立つことを忘れ自分の利得に走れば

逆にお金は入らなくなる。

 

 

 

人が人とのつながりの中で生きることの原則

も同じ。

 

 

 

仕事には幸せになるために必要なことが

たくさん詰まっている。

 

 

 

つまり、働くことは、幸せになるための手段

なのだ。

 

 

 

 

 

 

これから自分が何をしたいのかわからない。

 

 

 

将来の目標がない。

 

 

 

夢が描けない。

 

 

 

それでも大丈夫。

 

 

 

かくいう私も子供の頃そうだった。

 

 

 

しかし、人はどんなことからでも学ぶことが

できるし、いつからでも成長できる。

 

 

 

きっかけや気づきは私たちの目の前にすでに

ゴロゴロと存在している。

 

 

 

目の前の仕事の中にたくさんある。

 

 

 

だから、目の前にあることにベストを尽くす

ことが大事なことなのだと思う。

 

 

 

どんなことでもまず興味や関心をもってやって

みる。

 

 

 

そして、目の前にいる人にお役に立つことを

心掛ける。

 

 

 

 

 

 

 

チルチルミチルの青い鳥の話じゃないが、

今ある幸せに気づけなければどこへ行っても

幸せは見つからない。

 

 

 

もっと良い仕事はあるんじゃないかと職場を

転々とする若者も多い

 

 

 

世間的にも転職やジョブホップすることが

文化になりつつあるようにも思うが、目的を

持たずにブレていれば充実も成功もない。

 

 

 

何事でもひとつのことを徹底してやると深み

が増す。

 

 

 

そのステージを見ることができない人は何を

やってもうまくいかない。

 

 

 

上っ面だからだ。

 

 

 

 

 

 

 

まず自分にできることを考える。

 

 

 

それはいつも目の前にある。

 

 

 

そしてお役に立てる人は目の前にいる。

 

 

 

何をするかよりも誰とするか、誰のために

するのかを考える。

 

 

 

そのようにご縁を大事にしていると仕事の

内容如何や報酬や待遇よりも大事なことが

見えてくる。

 

 

 

だから、改めて思う。

 

 

 

経営者としてリーダーとして、共に働く仲間

同士が、お互いにこれからも共に働く同士で

ありたいと思えるような環境づくりや人づくり

が大事だよなと。

 

 

 

 

 

 

仕事を通して学ぶことは多い。

 

 

 

職場は学び舎だ。

 

 

 

 

 

 

Category: 仕事のこと